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店舗は“メディア”になる!? リアル店舗の未来をより明るく感じたい方におすすめの1冊「小売再生」

2019/01/17



こんにちは。
アパレル・専門店のコミュニケーション支援を担当している安田です。

今年は読書をしよう!と新年の抱負を述べられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方に、またそうでない方にも、今回は一冊の本をご紹介します。

「小売再生〜リアル店舗はメディアになる〜」 ダグ・スティーブンス著 プレジデント社発行

未来に想いを馳せて想像するのってわくわくしますよね。
私の場合は、想像と夢が膨らみすぎていつもまとまらないのですが。

そんなときに、この「小売再生~リアル店舗はメディアになる~」は、
こういう道もあるよ、と、
小売業の未来像のひとつのアイディアを与えてくれる本です。


「小売再生〜リアル店舗はメディアになる〜」
ダグ・スティーブンス著 プレジデント社発行



2018年の5月に発刊されたので、もう読まれた方も多いかもしれませんね。
いまの小売業を取り巻く状況を分析し(もちろんAmazonについての分析も)、
未来の店舗がどうなっているのか、どんな店舗が生き残っているのか、について
考察していく内容です。

体験型店舗の先進的な取り組み実例も紹介されているため、
迷える小売業従事者のガイド役になってくれるのではないでしょうか。

魅力的なお店って?

ところで、みなさんはお買い物は好きですか?
私は好きなので、よく街をぶらぶらと歩きながらいろいろなお店に入ってみます。

色々なお店を見ていく中で、そもそも、魅力的なお店ってどんなお店なんだろう?
ということを考えはじめたりします。

最近よく耳にする「体験型」もひとつの答えかな、とか、
自分が特別だと感じさせてくれるような接客をしてくれるお店かな、とか。


お買い物に望むものって、たぶん、
ブランドの裏側にあるストーリーや価値観に共感できて、デザインもしっくりくる、
それを接客の上手な店員さんから買いたい、

しかも、自分のことをよく知っていてほしい(ECのリコメンドみたいな)、
さらには想像以上の何かが提供されていれば尚良し、のような、
わがままなものなのではないでしょうか。


最近、このお店いいな、と思ったのは、
なんとも身近な、近所の精肉店です。

お店に入ると、
ショーケースの向こうからおじさんが愛想よく「何作るの?」と尋ねてくれて、
それに応じた部位を選んでくれます。
さりげなく調理の仕方やコツも教えてくれながら。

さらにちょっとしたおまけをしてくれる日も。
いつも、なんだかいい買い物したなあという気持ちで帰途に就きます。


結局、また行きたくなる魅力的なお店って、
いつ行ってもその人に合わせた接客ができる、
つまり、パーソナライズされたお買い物体験ができるお店なのかもしれません。

“未来のリアル店舗”とは

魅力的なお店は、結局昔ながらの商店だった、
みたいな結論になってしまいましたが、
決してそれだけではないので、本の話に戻りますね。


文中にもありますが、
お店での体験はここ200年くらいほぼ変化がないといわれています。200年!


モノを選んで、お金と引き換えにそれを受け取る。
当然だと思われるかもしれませんが、
この長い時間変化のなかったお店での体験を変化させる動きが、
ここに来て加速しているようです。


店舗をモノを売る場ではなく、
体験させる場と割り切って、展開しているお店も出てきています。
本でも紹介されていますが、一番象徴的なのが「b8ta ※」かもしれません。

※b8ta:シリコンバレー発のスタートアップ企業が作る革新的なプロダクトを、
触って体験できるショールーム型の店舗。展示しているモノの販売はしません。
店内で起きている全てをデータとして蓄積し、それをコンテンツとして販売していくビジネスモデル。




著者によると「店舗はメディアになる」そうです。
メディアとは「送り手のメッセージを受け手に伝達する媒介物」、という意味ですよね。
つまり、モノを売る場からの脱却。


最高に充実した体験を演出する場として、小売業は再生できる、といいます。
モノを売らずに利益はどこから?という疑問が頭によぎりますが、
それはこの本を読みすすめていくと追々納得します。


小売の未来はサングラスが必要なほど明るい未来」とまで言い切る著者を信じて、
年明けから、前向きにチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。