株式会社ノジマは、IT・デジタル専門店カンパニーとして、1982年、神奈川県に誕生した。以降、ユニークでクオリティの高い商品やサービスを提供、現在では、首都圏、関東甲信越地区に100を超える店舗を展開している。スローガンは「デジタル一番星!(NO.1)」。
先取気鋭の気概をもって、「一番」早く、「一番」親切に、「一番」わかりやすく、顧客に便利さ・快適さ・楽しさを届けることを使命としている。最近では、コンサルティング・サービスにも力を入れており、キャラクター“コンさる”は、同社のカスタマーサービスを象徴するキャラクターとなっている。
解決方法はないと思っていた本部と店舗間の“メール洪水”見事ストップ
お客様のご紹介
資 本 金 :4,323百万円(2010年9月時点)
従業員数:単独832名、連結1,171名(2010年9月時点)
背景
IT・デジタル専門店カンパニー 株式会社ノジマでは、店舗サービスの充実を図る取り組みの一環で、本部・店舗間の情報共有とコミュニケーションを促進するネクスウェイの「店舗matic」と出会う。ネクスウェイの「店舗matic」との出会いで、本部・店舗間に生じていたコミュニケーション・ロスを解決できることに気づいた。
おもしろいツールだと思ったが、一部に自社のコミュニケーションの考え方に合わない部分があり、導入・検討にはいたらなかった。
この後、本部・店舗間コミュニケー ションの「現状分析サービス」の利用により、店舗スタッフが本部からの情報取得にフラストレーションを感じていることが判明、「店舗matic」の導入を 決定。その結果、両者がピンポイントで情報を送受信できるようになるとともに、Plan-Do-Check-Actionサイクルを回せる経営体制の確立 が可能になった。
ネクスウェイが選ばれた理由
漠然と問題を感じていた“メール洪水”セミナーでの出会いで解決方法に気づく
ネクスウェイの提供する「現状分析サービス」で本部・店舗間のコミュニケーション課題を探ったところ、店舗スタッフがメールでの情報取得に大きなフラストレーションを感じていることが判明。
「店舗matic」の機能アップグレードと機能設定の柔軟性により、同社に最適な形で導入できることもわかり、採用を決断。
販売企画部
取締役 兼 執行役部長
山内 渉氏
ノジマでは、“お客さまの喜びがノジマの喜び”という考えのもと、店舗スタッフ教育に力を入れている。その一環で、全店舗向けビデオ研修システムの見直しを検討することになり、株式会社ノジマ 販売企画部 取締役 兼 執行役部長 山内渉氏は、2009年5月、あるITセミナーに参加した。そのセミナーの場で偶然に出会ったのが、株式会社ネクスウェイの「店舗matic」だった。本部と店舗間のコミュニケーションを円滑にするためのツールという発想は、おもしろいと思った。本部から店舗への情報量は確かに多い印象があり、店舗への指示の進捗管理や徹底、店舗スタッフの接客時間の確保等について課題認識もあった。しかし、自社の業態やコミュニケーションスタイルにあったツールがなく、導入を躊躇していたという。
2010年1月に入って、山内氏は、ネクスウェイからの知らせで、「店舗matic」の機能がアップグレードしており、また自社の業態やコミュニケーションスタイルにあわせた使い方が可能であることを知った。同社内で利用するなら、着信を店舗スタッフの持つPHSへ転送する機能や、本部から発信する際に宛先を柔軟に区分できる機能、本部スタッフが簡単に発信文面を作成できる機能などが必須だったが、それらがすべて実現可能になっていた。また、ネクスウェイでは、現場(店舗スタッフや本部スタッフ)へのインタビューから自社内の現場の声、現状や課題等の洗い出し・整理をおこなう「現状分析サービス」も提供しており、まずは自社内の課題を具現化するための調査に着手した。
「現状分析サービス」は、主に2つのプロセスで成り立っている。1つは本部-店舗間のメールや連絡を定量的に分類・整理し、コミュニケーション・ロスに繋がる危険のある要因を徹底的に洗い出すというもの。もう1つは、立案した仮説を本部スタッフや店長へのインタビューを通じて検証し、コミュニケーションという可視化しにくい組織業務の問題点を明らかにするというものだ。分析の結果、“メールが多すぎてどれが重要なのか判別できない”“一つ一つ開封しないと内容がわからない”“自店と無関係な情報など、余計な情報が混在する”など、店舗スタッフの大きなフラストレーションが浮き彫りになった。
「クレームや失敗の原因を探っていくと、必ずコミュニケーションのミスにたどりつきます。『現状分析サービス』の調査結果によって、店舗スタッフが本部情報を受け取るのに苦労していることが明確になりました。顧客満足度の向上のためにも、導入を躊躇する理由は、もうありませんでした。」と山内氏は当時を振り返って語る。
効果
本部からの情報発信に対して、100を超える店舗がどのように対応しているか、リアルタイムに本部が把握でき、その結果に応じて次のアクションが起こせるようになった。
同社が大きなテーマとして掲げている、“PDCAサイクルを回せる経営体制”を確立する最適な手段として「店舗matic」が浸透しつつある。
ピンポイントで情報が送受信でき、手間をかけずに進捗確認が可能
2010年9月、ノジマでの「店舗matic」利用が本格的にスタートした。店舗スタッフ数はその規模によって、10名から120-130名と幅があるが、そのすべてが自分の職位に応じて、本部からの情報を「店舗matic」を通じて受け取ることになった。最初は仕事が増えるという警戒感が現場にあったようだ。しかし、ひと足はやく慣れた店舗スタッフが利便性をグループウェアの掲示版などで伝えるにつれ、徐々に社内の理解が進んでいった。
同社において、本部からの指示は、部門共通、部門別という区分があり、また相手を「店長」「リーダー」「共通」というスタッフ属性で特定できるようにしている。そのため、本部としてはピンポイントで情報を届けることができ、店舗スタッフも自分に関係した情報だけを迅速に確認できる。また、本部は指示を出すだけではなく、その指示がきちんと履行されたかどうかも「店舗matic」で送られてくる報告を通じて把握している。その報告も、必要な入力項目を記入するだけで完了するため、多忙な店舗スタッフでも実行しやすい。
店舗から本部へ発信する情報もある。たとえば、各店舗の近隣情報がその一つだ。店舗から送られてきた情報は「店舗matic」上で自動集計されて表示されるため、今までのように、メールの添付ファイルを開けて手作業で集計するといった手間が省け、ただちに分析に入れるようになった。
店舗から本部への発信でもう一つユニークなのは、商品の交換依頼である。これまでは、店舗から本部へFAXを送信し、本部でとりまとめ、メーカーへ依頼をおこなっていた。しかし、「店舗matic」導入後は、店舗からの依頼を「店舗matic」で自動集計して、メーカーへメール添付で伝達する流れに変えた。店舗にとってはFAX送信の作業が省け、本部は依頼の集計とメーカーに送るメールへの転記作業から解放された。
PDCAを回す体制を確立できたことが一番の効果
導入から3ヶ月あまり。山内氏はその効果について、次のように語る。
「当社としては、コスト削減や業務効率向上といった定量的効果以上に、Plan-Do-Check-Action(以下、PDCA)のサイクルが回せる体制が整備できたことに大きな効果を感じています。今までは、店舗が100店以上あることもあり、計画を立てて指示を出しても、それが店舗で実行されたのかどうか確認することは困難でした。
しかし、今は『店舗matic』上でどれぐらい閲覧されたか、どれぐらい実施されたかが逐次わかるため、“それなら、こうしよう”と次のアクションを早急に取ることができます。当社は現在、まさにPDCAをしっかり回すことを経営の大きなテーマとして掲げていることもあって、このツールはそのための最適な手段となりつつあります。今ここで『店舗matic』を取り上げられたら、当社は大変なことになるでしょう。今や“空気と水”のような存在となっています。」
今後は、本部発信情報の閲覧率、指示の実施率が、早い時点で100%となることをめざしたい、と語る山内氏。店舗を支えるコミュニケーションツール「店舗matic」は、IT・デジタル専門店カンパニーとして発展を続けるノジマを陰で支えている。
関連事例
「本部・店舗間のコミュニケーションを仕組み化することで、
指示の徹底や施策のPDCAが廻りはじめ、店舗側の接客時間も増えてきました。」
人気化粧品専門店「ザ・ボディショップ」では、店舗maticを全国の店舗に導入。店舗での情報氾濫状態が劇的に改善。
