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AI時代の新常識? ヒトにしか作れない“仕事の価値”とは

2017/01/11

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人間と同程度、ともすると人間以上の情報処理能力によって、ヒトの暮らしをより豊かにする最新技術として脚光を浴びているAI(人工知能)。昨年あたりから「AI元年」などと喧伝するメディアも増え、新たな時代が幕を開けつつあります。

その一方で、「AI技術の進歩によって数年後には消える職業」といった、人間にとってはいささか穏やかではない話もよく耳にするようになりました。医療事務員や経理担当者、クレジットカードの審査員……いくつもの職業が、その予備軍として名を連ねています。実際、AIが台頭するようになったら、人間の働き方とその価値も変容していくのでしょうか。

今回は、AI時代におけるヒトにしか作れない価値とは何なのかを考えていきたいと思います。

技術革新とともに消えていった職業

かつて、「和文タイピスト」という職業が存在したことをご存知でしょうか? 現在、私たちが日常的に使用しているパソコンはおろか、いわゆるワープロですら存在しなかった時代、日本語の文書を作成する際には和文タイプライターが不可欠でした。和文タイプライターを操作するには専門的な技術を要することから、タイピストと呼ばれる花形の職業が生まれ、様々な企業などで活躍していたのです。

しかし、ワープロの誕生・普及によって誰でも簡単に文書を打てるようになると、タイピストは急速にその姿を消しました。まさに、技術の革新とともに消え去った職業と言えるでしょう。

AIと共存する未来——人間の価値はどこに?

近い将来、AIの台頭によって既存のあらゆる職業が、タイピストと同じ運命を辿ることはあるのでしょうか。実際に人間がAIを自由にマネジメントできる未来を想像してみてください。人工知能と人間の特性や適性などを踏まえた上で、合理的に仕事がアサインされる時代を迎えたとき、現在のあなたの仕事はAIに奪われることはないと言い切れるでしょうか? 

もし本当にそのような時代が到来したなら、「AIに任せる領域」と、「人間が価値を発揮する領域」の完全な切り分けが必要になります。人間とAIが奪う/奪われるという弱肉強食の関係ではなく、共存する明るい未来を歩んでいくためには、“ヒトにしかない価値”を突き詰めなければなりません。

現実問題として、人間とAIが同じ土俵に立ったとしたら、人間では絶対に勝てない領域が存在します。いわゆるデータ処理などがその代表格でしょう。人工知能は一定の作業を高精度かつ短時間で完遂することに長けています。この領域においては、むしろAIに任せたほうが正確性や効率性において優れた成果を出せることは間違いありません。このような領域でどんなに人間が頑張っても、いずれAIに取って代わられてしまう可能性が高いというわけです。

ヒトの心を動かすのは、やっぱり“ヒト”

しかし、逆に同じ土俵で勝負をしたとき、人間だからこそAIに勝てる領域があることも事実です。世の中に存在する物事は、必ずしも「正確性」や「効率性」だけが評価指標になるものばかりではありません。その顕著な例として、ハンドメイド製品が挙げられるでしょう。ハンドメイド製品の価値は、まさに正確性の対極に位置する概念です。1点1点手作りだからこそ生まれる、“規格外”の絶妙なディテールに人は魅了され、感動します。つまり、そこに見出される価値とは、「創造性」にほかなりません。

この考え方は、ビジネスにおいても決して例外ではないでしょう。たとえばAIが第一線で活躍する未来には、ビジネスの競合相手がAIであるといったケースも出てくるかもしれません。そのような場面で人間が仕事のチャンスを得るためには、創造性によってビジネスクライアント=ヒトの心を動かすことが重要です。では、AIが提示する高精度のソリューションに対して、人間が提示できる創造性とは一体何なのでしょうか。

それは、いまだ言語化されていないもの、顕在化していないものをカタチに変えるアイデアなのではないでしょうか。人間の思考や発想には定型のルールやアルゴリズムはありません。まったく異なる文脈から生まれたアイデアを組み合わせたり、自由な仮説を立てたりして、“まだここには存在しないもの”を作り出すことができます。そして、そこには揺るぎない価値があることを、私たち自身が最もよく知っているはずです。

どんな仕事においても創造性は発揮できる

「自分の仕事には創造性を発揮する場面なんてない」そんな風に思っている方も、改めて自分の仕事を見つめ直してみてはいかがでしょうか。新しい業務の仕組みを作る、マネジメントの方法を刷新するなど、影響範囲の大小を問わず、創造性が試される場面はたくさんあるはずです。AIの台頭が現実味を帯び始めた今、人間の働き方とその価値を模索することで、社会そのものを一歩前進させることが求められているのかもしれません。