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【つなぐ連載2】セカンドファクトリー・千葉隆一氏に聞く、“想いをつなぐ”大切さとは

2016/11/08

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前回のアプレッソ・脇野寛洋さんに続き「つなぐ連載」と題して、様々な企業のキーマンにインタビューするこの企画。

今回は脇野さんからのご紹介で、セカンドファクトリーのビジネスエンゲージメントマネージャーである千葉隆一さんにお話を聞きに参りました。

そもそもセカンドファクトリーとは?

- まず、セカンドファクトリーについて教えていただけますでしょうか。

「セカンドファクトリーは1998年に創業した会社で、創業者はエンジニアとデザイナーの2人です。当時あったWEB開発やSIを単にやるのではなくて、もう少し上流のシステムのUIだとかUXを実践し、そこに紐付いてくる開発を提供するために創業しました。」

- UI・UXですか。

「はい。僕自身もまだまだ勉強中ですが、ユーザーが製品やサービスを利用する過程の体験こそが製品の品質や価値を構成するとした概念で、そこで感じる体験を価値として設計やデザインするプロセスに、弊社は※HCD(人間中心設計)プロセスを採用しています。例えば、空港にある飛行機のチェックインマシーン。これってボタン配置や画面遷移など、老若男女の方達が迷わず不自由なく使えなければなりません。このような仕組みのUI/UXに取り組んでいます。」
※HCD とは、Human Centered (Centred) Designの略。
人間のことを考え、人間のあり方を中心に据えてものを作るという考え。
出典:(人間中心設計推進機構: http://www.hcdnet.org/hcd/column/column_01/10.html))

- なるほど!確かに、チェックインマシーンのような、皆さんが使うようなモノって、説明書なく使えなければならないですからね。

「そうなんです。加えて、弊社の強みとしては、デザインだけをやるというよりは、企業のチームの中に入って要件定義からチームビルディング、そしてゴールを設定する所までやれるという部分です。『なんのためのUI・UXだっけ?』ということをキチンと掘り下げていくことが大事。だからこそ、常に疑問を持って考え、価値共有や目的共有をしていくという部分を大切にしています。」

- 根幹の部分から関わることができるということもそうですが、それに紐づくスキルを持った人達がいるんですか。凄いですね…!

「と、ここまでがうちの主力事業ですが、これからは少しエクストリームな部分の紹介になります。笑」

相手の気持ちになって“自ら体験”することで生まれるサービスがある

- エクストリームと、言いますと…?

「実は2013年、江ノ島に海の家をオープンさせ、その後に飲食店経営。そして、徳島県鳴門市で『THE NARUTO BASE』という事業をはじめます。」

- 随分と主力事業と違うような…笑。まず、なぜ飲食業に参入したんですか?

「システムインテグレーターという視点で見てしまうとそうかもしれませんが、HCDやUI/UX視点でいうとそんなにかけ離れたことではないんですが、その辺は別の機会に言及できればと。実は、とても大事な視点なんですけどね(笑) で、なんで飲食店かというと私達のサービスの中に
QOOpa(http://www.2ndfactory.com/product/qoopa/)という飲食店向けのPOSレジやオーダーリングのシステムがあります。この開発をしている時に、『このシステムを使うのって誰だっけ?どんなことを求めているんだっけ?』 という話になったんです。開発段階の時って、社内の開発者やデザイナーは机の上で考えるわけですよね。でも、実際、使う人の気持ちは現場じゃないと理解できない。だったら、『現場を用意しよう』ということで、海の家を始めたんです。」
海の家の取り組みや「現場を用意することの意味」については、ぜひこちらを一読いただきたいですね。
http://www.buildinsider.net/column/oozeki-kouji/001

- 課題を本質的に理解しないで、自ら体験しないで、いいものが作れるのか?ということですね。

「そうですね、一概にそうだとは、言い切れませんが、極鶏(ごくちー)という唐揚バーをオープンしたのもその意味合いが大きいですね。今では3店舗まで広げ、売上の管理なども全てQOOpaでしています。そうしていくうちに、店舗経営の視点で売上管理や顧客管理、会計連携などバックオフィス的な部分も当然ニーズとしてあるよねってことになるわけで、それなら作っちゃえということでできたのが
SkyDream(http://www.2ndfactory.com/service/lineup/skydream/)というサービスです。」

- 現場に寄り添ってサービスが作られているんですね。

「でも、SkyDreamというのは製品名ではなく、いわゆるレゴブロックのような『コンセプトのブランド名』のようなものです。具体的には、優れた製品/サービスを持ったパートナーさんのクラウドサービスをお客様の課題に合わせて組み合わせることで、今までのSIと違い、一から作らずに課題解決を実現しようよというコンセプトです。インテグレーションというよりはブロックビルディングですね。なので、SkyDreamがブランドイメージになり、その中に、ベストプラクティスが集結しているという感じです。我々が“共創”といっているものの一つです。」

- それが飲食店と繋がるんですか…?

「はい。SkyDreamのコンセプトの一つに、中小企業さんや飲食店さんが、『小さなとき』でもITの恩恵を受けられるということです。いきなりドン!と大きいシステムをいれるのではなく、事業やお店の成長そしてステージ毎に必要になる機能を選んで導入できるということがメリットなんです。極端な話、だめなら止めて次を考える。これってクラウドサービスだからできる大きなメリットですよね。そしてパートナーとの“共創”がなければ実現できません。」

- 確かに、今は顧客管理ツールはいらないけど、それと一緒についている会計ツールが欲しい…でも、一緒に導入しないといけないみたいだから諦めよう…ってことって往々にしてありますからね。成長に合わせてサービスを取捨選択できるのは凄いメリットです。

セカンドファクトリーが仕掛ける、食×ITの挑戦

「そして、今新規事業として立ち上げて12月にオープンする予定なのが、徳島県鳴門市で開業する『THE NARUTO BASE』です。これがなにかというと、簡単に『食』といってもそれぞれのステークホルダーがいるわけで、例えば、食材を作る生産者、それを加工・流通させる2次・3次事業者、メニューとして調理する飲食店、そしてそれを召し上がる一般消費者。それぞれに対して今と違う『選択肢』、新しい価値を提供できるのでは?という発想から生まれた事業です。食×ITという領域で、生産者と飲食店を『つなぐ』ために立ち上げたのがTHE NARUTO BASEです。これも、業界の垣根を超えた“共創”です。」

- ついに、生産者まで行ってしまったわけですね。笑

「THE NARUTO BASEでやっていることはとてもシンプルで『工場』なんです。生産者の方の※六次産業化というのは、数年前から国を挙げて支援している一つのテーマなのですが、それを支援するのがTHE NARUTO BASEです。加工機材を生産者が共同利用でき、そして出来た製品は僕らのチャネルで売らせていただく。その先が飲食店やコンシューマーという流れです。それだけではなく、加工する商品の企画段階からアドバイスできる、シェフ、栄養士、ソムリエ、フードコーディネーターなどのプロデューサーチームがありますので生産者や飲食店両側にとってPB商品を気軽に作れる環境を提供できます。ということで、全ての流れを”共創”によってつなぎましょうっていうコンセプトですね。そこにIT会社ならではのテクノロジーを掛け合わせてプラットフォーム化しドライブさせるということです。」

※六次産業化とは、第一次産業が加工・流通販売を展開することをいう。

- 今だからこそできるITを駆使した六次産業化の促進ってことなんですね。

「そうです。『食』に関わるステークホルダーみんなが幸せになれる仕組みです。そう信じて邁進しています。」

- そんな沢山の事業を手がけているセカンドファクトリーの中で千葉さんはどんなことをしているんですか?

「僕はセカンドファクトリーにずっといたってわけではなく2016年4月にjoinしました。背景は、色々ありますが(笑)、一年半くらい前に飲み屋の雑談レベルでTHE NARUTO BASEの構想を代表の大関から聞いたんですね。そのときに『何か面白そうだな』と(笑)。もともと僕は『食』には興味があったんで引退したら飲食関係の店とかやりたくて(笑)。まぁ、自分自身の興味とか夢とか新しい挑戦とか、それと大関さんの様々な想いとがつながって、気づいたらセカンドファクトリーにいました(笑)。」

- なかなかのチャレンジですよね…!前職でそれなりのお立場もあったとお聞きしたので…!

「今までの経験上、新しいことにチャレンジするのは僕の中ではそんなに珍しいことでもないので(遠い目)ベンチャー経営にも携わったことありますが大ゴケした苦い経験もあります(笑)大きな失敗って中々できないじゃないですか、そう意味では貴重な経験値の一つです。そんな人生の中で、全てを賭けてやっていきたい『人』と『事業』がセカンドファクトリーにあったんです。」

- ベンチャーの経営も!凄い経験されていますね!

「今の僕のミッションは、肩書通り「ビジネスエンゲージメント」です。“共創”によって新しいビジネスや価値をつないでいくことです。今までの人生での様々な経験が多くの学びとなり全て『つながっている』気がします。」

- なるほど。では、最後に千葉さんにとって『つなぐ』ってなんでしょうか?

「そうですね…大事なことは、“共創”。そして『内輪だけでつながらない』ってことですかね。もう時代的には、『立場の違う人や、業種が違う人達が垣根を超えてつながっていかなきゃいけない』と思うんです。僕にとって、THE NARUTO BASEは、生産者の想いや物語を消費サイドにつないでいくための、文字通り『基地』ですね。
例えば、トマト一つとっても、産地や品種や値段だけじゃなく、生産者の想いとか、そういう物語を知って食べる方がおいしさや有難みを感じるじゃないですか。そういう小さなことでももしかしたら農業に興味を持つ若者が出てくるかもしれない。なので、僕にとってつなぐとは、想いをつなぐことで『未来を切り拓く』ってことですかね。」

- 本日はありがとうございました。

編集後記

ITのサービスのみならず、後世に残る子供たちの食の安全、そして、生産者から消費者の胃袋までを「つなぐ」セカンドファクトリー千葉さん。

そして、その奥底にある想いや物語をも紡いで、つないでいこうとしています。

これからも千葉さんは、人の心にも多くの「工場」を作っていくことでしょう。いくつもの工場を。

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